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日別アーカイブ: 2018年11月24日

墓地のクリーニング

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【墓地のクリーニング】 建立から30年40年も経つと 掃除を欠かさなくても汚れが気になります

石塔は勿論 床面の汚れ 大きく育った植樹 少し傾いた灯篭 はがれ始めた色 砂利からは草が・・・

 

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石塔のクリーニング後に はがれ始めた文字の塗料は剥離剤ではがしますが

昔作った 刷毛で厚く塗ったものは 何度も丁寧に作業をしなくてはなりません(下の写真)

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玉砂利の洗浄が大変です・・・ 玉砂利に入り込んだ落葉が長年かかって腐葉土になり 草が繁茂することになります  一般的には新しいものに交換しますが 今回は洗って再利用しました

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ツゲの木を切り倒して 洗った玉砂利を敷き込んで

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入口の白文字は塗り直して 傾いた灯篭を直して完成です

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完成を待っていたかのように 菊の花が咲きました

渡5

 

 

 

【水磨き】という選択

 

当町坂上地区の三福寺さんに寺族の墓を造りました

『水磨きの古代五輪塔』 を設置 すでにある住職の墓(水磨きの無縫塔)に合わせて水磨きにこだわりました

三福寺1

 

殆どの場合 お墓を作るときには 石を鏡のように磨き上げて使います

写真のように台座の石は磨き上げているので景色が写り込んでいるのが判ります・・・

それに比べて 「五輪塔」 には写り込んでいません

 

石を磨くときには数種類の砥石で磨き上げます  浦野石材では #(粒度)50-200-400-800-1500-3000-5000-仕上げの『バフ』  で光ります

 

三福寺4

今回の五輪塔は重厚感を出すために あえて#800で仕上げた【水磨き】 にしました

 

#800 仕上げですが それより細かい #1500で磨いてから  もう一度#800で磨くことで綺麗な仕上がりになります わずかに景色が写り込む状態です

 

三福寺3

鏡のように光っていないことで  重厚感のある五輪塔に仕上がりました

でも 全ての石材が 『水磨き』 できれいに仕上がる訳ではありません