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カテゴリー別アーカイブ: 施工例 いろいろ

道路拡張工事で移設

道路拡張のために古い石塔を移動します

砕石を転圧してそこに据え付けますが 栗の木の下になっていた

隣の墓地の汚れが激しいのでクリーニングすることに

クリーニング前に  床の砂利を取り除いてからの高圧水洗浄

石塔台や五重の塔はコンクリート製  汚れや苔むしているのがすっきり

クリーニングとはいっても 大谷石やコンクリート製品は新品のようにはならない

特に大谷石は黒い部分が残りたがる

床は防草シートの上に細かい7号砕石を敷き込む

施工から40年超 たまった汚れ落とし こちらのほうがずっと大事業に

移動の古い石塔はこんな具合に据え付けました

 

施工例 「墓じまい」

寺墓地の墓じまいをしました

施主は現在遠方に住まうために管理ができない状態でした

すぐに施工できないので一度藪刈りをして石塔が見えるようになりました

施工前 住職に『魂抜き』をしてもらいます

  

石塔を取り外して 石塔台の中には何も入っていないので どこかに骨壺やお骨が無いか?

全体を掘ってみますが 出るのは「笹とイタドリの根」ばかり(運搬車に1.5台)

防草シートを貼ってから

細かい砂利を敷いて完成です

【土葬の場合 半世紀程でお骨も土に還る】と云われています

今回のように見つからない場合は【掘り下げた場所の土】をお骨の代わりにします

 

先代製作の忠霊塔

原町地区の忠霊塔(戦没者の供養塔)の改修工事をしました

昭和34年 祖父・父が製作した忠霊塔は60年を経た現在 石材部分の目地は切れているが特に問題はないので 汚れた外観のクリーニングや 大きく傾いた灯篭台の修理が中心でした

忠霊塔1  忠霊塔4

灯篭台の傾きは近くにあった松の根が原因・・ その松は伐採済み

灯篭を外してから わが家の移動クレーンでぎりっぎり動かせる2.5トン程度の台座を据え直して

忠霊塔6

左官屋さんに台座の上塗りを 塗装屋さんに鳥居・玉垣・扉の塗り直しをお願いして

忠霊塔11  忠霊塔8

綺麗な忠霊塔に生まれ変わりました  戦後74年 若くして国のために散っていった多くの御霊(みたま)が安らかに眠れますように

 

わらべ地蔵

・・ お盆ですね ・・ 超大型の台風10号に直撃されそうですが ・・

地蔵尊は子供の供養のために作ります このたび新しい「わらべ地蔵」がやってきた

じぞう4

これは中国で加工したもの 全体のフォルムは良いのですが合掌の手や数珠の仕上がりの悪さが気になります

じぞう1

数珠の形を直して 目 口を深くして 全体をブラスト加工して ほんわかした雰囲気に仕上げます

じぞう5  じぞう6

 

 

 

愛犬の墓 Ⅱ

ロッキー1

ロッキーの墓を作りました

写真を石に彫り込む 【影彫り】は中国の伝統的な技術なのです

ロッキー0

15年位前の中国視察で工房を訪ねました  職人がキャンバスのように立てかけた石板に向い  下書きした絵をコツコツコツと小型のノミで絵を描いていきます 工房内には水墨画を中心に見事な製品が並んでいました

 

日本ではこうした職人を知りません 機械を使い 【小型ノミでコツコツと彫る方法】 【レーザーを使う方法】 がありますが 人間のほうがメリハリのある仕上がりになります

 

 

「墓に芝」大作戦

5月中旬 以前より計画していた墓地の芝貼りを実行しました

芝1

雑草の生えた土を削って防草シートを敷き その上に黒土を敷き込み 芝を貼りました

芝2

今回使用したのは綺麗な 「西洋芝」 でなく 雑草に間違われそうな 「野芝」 芝の伸びが穏やかで管理が楽・・・ らしい  4~5月にホームセンターに並ぶ芝は殆どが 「西洋芝」   「野芝」 は取り寄せしないと手に入らない

芝4

数回の水やりを経ての梅雨入り その後は乾く心配もなくなり2カ月が経ちました

一部にハゲ状態も見えますが 上々の仕上がりになりました  *´-`A*

 

 

石塔のクリーニング

こんな石塔のクリーニング方法もあります。

 

【超高圧洗浄機】 を使ったクリーニングです 『トルネードガン』 を使うことで長年かけてしっかりこびり付いた 「苔」 をあっという間にきれいさっぱり落としてしまいます。

 

『施工前』

クリーニング1

 

『施工中』

クリーニング2

 

『施工後』

クリーニング3

 

・・・でも 古い石塔はその多くが 「石の上に石を重ねて置いてあるだけ」  強力な水圧で石を落してしまうこともあります     今回の石塔はセメントで付けてあるので安心してクリーニングできました。

 

でも できれば暖かい時期が好い 12月 それも午前11時にならないと陽が当たらない場所 日陰での施工はできれば避けたいものですょ ね  ヽ*゚ο゚* ノ

クリーニング0

 

 

 

仕事もしなくては

 

9月後半から 「ヒルクライム」 「マウンテンバイク」 「ラジコン飛行機」 「秋祭り」・・・ と遊んでばかりいるような記事が続きましたが 仕事もしています!

 

墓地の改修  施工前の状態

高橋清1

高橋清2

 

建立から35年くらいの墓地 大きな杉の木の下なので汚れが気になります 古い石塔はすぐにでも倒れそうです。  下見の時 冬に撮影したので雪が残っています。

 

石塔は 「磨き直しやクリーニング」  「擁壁コンクリート工事」 と 「新規の灯篭」 でこのようになりました。

 

高橋清3

高橋清5

 

この先 杉を切ってようやく完成になります。

 

【ブロンズ文字&薔薇】 を使用した当店2本目の石塔は建立から5年が経ちました。

父が掃除を担当していつもきれいになっていましたが このところ1年以上闘病生活のために手をかけられませんでした。

関里平1

 

関里平2

 

石塔も汚れていますが 周囲の雑草が大変なことになっています。

フェンスにはツルが巻き付き 下には種が衣服にびっしりと貼りつく 【おなもみ】です (>_</~~ 草刈りや搬出はカッパを着ました!

ここまで綺麗にするのはけっこうな時間がかかりました。

 

関里平3

関里平4

 

うしろの建物は 『旧岩島第一小学校』 17年前に廃校になった校舎です 今は朽ち果てるのを待っているかのような状態です ( 。_。)~

 

 

 

『いちばぶどう』 看板製作

 

『いちばぶどう』 の看板を石で作りました

 

今回使用したのは  浦野石材の一番大きな石  

しばらく前から石置場の奥に鎮座する白御影石は 220×82×40cm 重さは約2200キロ

 

下から2番目の石を使用 汚れ具合でしばらく以前から眠っていたことが判るでしょう

いちばぶどう0

我家の2トンフォークリフトで運べる最大限の重さです

 

 

 

いちばぶどう1

表面を艶のでる手前まで磨きます この大きさは研磨機で磨ける最大寸法

いちばぶどう3

 

 

 

そして据付工事 昨年の記念碑移設 今年の鳥居建設とこのところ大きな石に縁がありますが

いちばぶどう4

これだけの大きさの石を据え付けるのは慎重にも慎重を期して ベルトの長さや位置を調整します 

いちばぶどう5

 

あらかじめ作っておいた基礎台に据え付け アクセントに1羽とまっていただきました

 

 

いちばぶどう6

いちばぶどう7

 

 

 

中之条町の 『北毛サイン』  が文字を貼り付けて 開園の9月10日朝に看板が完成しました

 

いちばぶどう8

 

 

 

ぶどうはこんな具合に熟れてきましたょ *´-`A*

いちばぶどう10いちばぶどう11

 

 

 

 

石鳥居を作りました 施工

ここは 金井地区の 【一宮神社】  ここはかつて7世紀から8世紀にかけて金井廃寺があった場所といわれています

 

鳥居0

 

この神社にある石鳥居の 『笠石』 が割れて  その下にある 『貫』 も割ってしまいました

鳥居1

 

たぶん 隣にある大きな杉の枝が落ちて割ってしまったのではないでしょうか?

割れ方からして 石材そのものの風化が進んでいて接着等の修理ができない状態です

今回落ちた 『貫』 は10年以上前に割れ落ちたことがあり その時は新しい材料で作り直しました

鳥居2

近くの 『大宮巌鼓神社』 の高山宮司に魂抜きをしていただいてから撤去しました

鳥居3 

 

残念なことに鳥居に建立年は彫ってありませんでした

鳥居4

 

先ずは基礎工事 見えなくなるところですが最も重要な部分です  コンクリートやクレーンの無い時代には多くの知恵を結集して鳥居を作ったのでしょう

鳥居5

 

基礎工事完成!  その上に 『台石』  を据え付けます

鳥居6

鳥居7

 

高さ2.4メートルの高さに足場を組みました  明日に備えて移動クレーンを搬入

鳥居8

 

建立当日 12トンクレーンが到着 神社前の通りが広くなっているので安心して作業ができます

鳥居9

 

最初に建てる 『柱』 の直径は32センチ 長さ3.5メートル 重さは約1トン

鳥居10

 

1本のベルトで吊る方法もありますが 今回は2本のベルトで吊りました

鳥居11

 

1本目の柱を建てるのが特に大変 モルタル量を調整して内側に傾くように据える

鳥居12

 

何度も上げ下げを繰り返し決定 その後クサビで仮固定 柱上部はパイプで固定

鳥居13

鳥居14

 

もう1本の柱を立てながら 柱の間に 『貫』 を入れて2本の柱位置を決めます・・

最も重要な作業なだけに これまでは緊張の連続です

鳥居15

 

【一宮神社】 と彫った 『額』 を据えてから 2本を組み合わせる 『笠石』 を上げて

鳥居16

 

このように組み上がりました いやぁ 無事に組み上がって良かった

鳥居17

 

組立をずっと見守ってくれた神社役員さん クレーンのオペレーターも加わり記念撮影!

鳥居18

 

このあとに仕上げの仕事が待っています 下では柱をモルタルで固定

鳥居19

 

 

上ではクサビ石を取り付け(石鳥居の場合 クサビ石は飾りです)  それからコーキング目地

鳥居20

 

上部の作業を終えて足場を取外します   柱の後には 『銘板』 を取り付けます

鳥居22

鳥居21

 

いよいよ完成です

鳥居23

鳥居24

 

石の表面は刃物で叩いた 『ビシャン加工』  文字は地域の書道愛好誌 『書源』 の代表にお願いしました 

今回製作の鳥居は今までの鳥居に近い大きさ 小振りの石鳥居は作ったことがありましたが この大きさは初めての挑戦 いやぁ勉強になりました!